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金融ライトノベル【ワールドエンドエコノミカ】アニメ化情報

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金融ライトノベル【ワールドエンドエコノミカ】アニメ化情報

2006年電撃小説大賞銀賞を受賞し、アニメ化もされた『狼と香辛料』。

2020年7月には新宿マルイメンで特設ショップが開催されるなど、未だに根強い人気を誇る作品。

『狼と香辛料』を手がけた作者”支倉凍砂”が次に描いたのはテーマは金融。

ライトノベル×金融という異色の組み合わせ

もともと同人ヴィジュアルノベルというパソコンで楽しむ同人ゲームでしたが、完成度が高く人気のため電撃文庫から全3部作として発売されました。


ワールドエンドエコノミカのあらすじ

月への移民が腰を落ち着け、十六年余りがたった頃。
人類のフロンティアを埋め尽くす摩天楼で、多くの者たちが見果てぬ夢を追いかけている時代。
月で生まれ、月で育った少年ハルもまた、見果てぬ夢を見ている一人だった。
彼の夢は、前人未到の地に立つこと。
そのためには、資金が必要だった。圧倒的な資金が必要だった。
少年ハルが向かったのは、百年の昔から人類を欲望を呑みこみ、時には叶え、時には無慈悲に打ち砕いてきた場所だった。
そこを支配する重要なルールはたったの二つ。

一つ、損をしないこと。
二つ、一つ目のルールを絶対に忘れないこと。

このルールを守れた者のみが、莫大な富を手にすることができた。
株式市場。
百年前から、懲りない連中が集まる場所だった__

1部では主人公のハルが、寂れた教会で数学の天才少女”ハガナ”と出会う。
価値観の違いからぶつかり合う二人だったが、ある目的のため協力する。
”ハガナ”と一緒に組み上げた金融プログラムを使用して株式投資で順調に資金を獲得していくが、、、

2部は、総合エネルギー取引とITビジネスを行っていた企業エンロンの話を元にしたストーリー。

3部は、サブプライムローンを元にしたストーリーと現実とリンクする形となっています。

用語も実際の金融用語になっており、巻末には用語集として解説まであるほど。

ライトノベルとして決して侮らないでください。
多くの参考文献をもとに練られたストーリーと金融知識は、大人が読んでも勉強になります。

ただ非常に一冊一冊が辞書並みに分厚く、持ち歩くのが大変というデメリットもありますので、個人的には電子書籍で購入することをおすすめします。

 

ワールドエンドエコノミカ アニメ化に関して

なぜ2013年に完結した『ワールドエンドエコノミカ』が今アニメ化が進行しているのでしょうか?

正直なところ『狼と香辛料』と比べると知名度も低く、私の周りで読んだことがある人はいませんでした。

ところが急にクラウドファンディングサイトCAMPFIREで、アニメ化へのプロジェクトが2019年11月に立ち上がりました。

その経緯については詳しくプロジェクト本文に記載されていましたので、引用もらいました。

完結したのは2013年であり、プレイしてくれた人からは熱烈な感想をもらうことが多いものの、商業的にそこまで成功したとはいいがたい作品でした。

その『WEE(WORLD END ECONOMiCA)』がなぜ、完結後6年も経って急にアニメ化の企画がたちあがったのか。

それは、ある日私に届いた一通のメールから始まりました。

「『WEE』をTVアニメ化するとしたら、いくらくらい必要なものですか? たとえば自分が費用をすべて用意したら、アニメにできるものですか?」

普通なら冷やかしや冗談だと思うところですが、送り主はなんと、著名個人投資家の片山晃さんでした。

片山さんは数年前、『WEE』をコミケで頒布した時に私たちのスペースまで来てくれて、その時に『WEE』を大絶賛してくれました。

これはただ事ではないと思い、直接お会いしてお話を伺いました。

すると、

「自分は投資の世界で成功したので、投資の世界に恩返しをしたい。そのために『WEE』という作品を広く世に出して、投資の魅力や面白さを多くの人に知ってもらいたい。そのためになら資金は用意するつもりがある」

と、本気でアニメ化のため、数億円の制作費用を負担する気のようでした。

アニメ事業は大博打で、全損も十分あり得ますとお伝えしましたが、リスクは全部負います、との返答でした。

正直、小説の中の話みたいな展開です!

ただ、そこまで言っていただいて話を断る理由などどこにもありません。

私は伝手をたどって、アニメの制作企画を請け負うプロデューサーさんに連絡を取り、アニメ制作について相談に乗ってもらいました。

結論から言うと“資金さえ用意できれば理論上TVアニメ化は可能”とのことでした。

ただ、理論上、というには理由があって、大きな問題が一つあります。

『WORLD END ECONOMiCA』の知名度です。

2013年に完結を迎え、ジャンルとしてもアニメやラノベの世界ではマイナーな金融をテーマにした作品です。このまま無策で突撃しても、せっかくのアニメ化がほとんど人に知られないままになってしまう可能性が高いです。

何よりの問題として、知名度が低すぎると、たとえ資金があったとしても、制作スタジオやキャストの面で最高の人員を集められるかわからないということです。

特にアニメ業界は製作本数の増加によって、リソースが逼迫しています。

TVアニメシリーズの制作にあたって最高の陣容を整えるには、業界関係者向けにも知名度の向上が絶対に必要との結論に至りました。

そこで知名度アップのため、アニメに先駆けてPVをつくり、そのPVを核にして知名度の向上を図ることにしました。

そして今回のプロジェクトで、支援者の皆様にはそのPVの費用を……ではありません!

これも全部こちらで用意します!

一線級のクリエイター陣を招いて、すごいクオリティのものをつくりますので、費用は実のところ『WEE』のゲームをもう一回作るのと同じくらいかかりますが、全部その費用をこちらが負担します。

支援者の皆様から頂いた支援は、すべて広告宣伝費につぎ込みます!

プレイしてくれた人には間違いなく熱い何かを残せる自信がある『WEE』ですが、いかんせんとっつきにくいテーマのため広がりにくいのです。

そこを突破するため、皆さんの応援による盛り上がりと、宣伝のための支援を頂けたらと思っています。

この稀有なプロジェクトのために、皆さんのお力をぜひ貸してください!

金融冒険ノベル『WORLD END ECONOMiCA』アニメ化へのプロジェクトより引用

 

バイトで稼いだ65万円を150億円にした投資家片山晃さんが作品の大ファンであり、アニメをしたいという願いから生まれたプロジェクト。
しかもアニメ化をするための資金ではなく、知名度をあげるためにすべて広告費にすると言います。

目標の500万円をプロジェクト公開当日に達成し、最終的には19,234,500円を得る結果になりました。

2020年6月24日には、アニメ化に向けたPVも公開され、今後も目が離せない作品となっています。

 

 

 

 

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